静かに深まりを見せるjsoフロンティア文化交流

日韓文化交流の重要性と自治体の役割

2020 年、日本と韓国は国交正常化 55 周年という節目の年を迎えます。近年、政治外交的課題を抱えた両国関係は厳しい局面を迎えていますが、その中で、市民や地方自治体レベルでは永年さまざまな文化交流が続けられてきました。その結果、人的交流基盤が維持されています。特に 2000 年以降は、国レベルでの交流機運も高まり、民間レベルでの交流も拡大してきています。例えば、日韓国交正常化 40 周年を記念した「日韓友情年 2005」のメイン行事の1つとして開催された「日韓交流おまつり」は今年で 10回目を迎え、今や、日韓草の根交流の象徴的イベントに成長しています。こうした文化交流の活性化とと
もに伝統文化・芸術面での交流が拡大・多面化し、地方都市から発信される特色ある文化交流においては自治体などの果たす役割も重要になっています。

 今回のjsoフロンティア会のプロジェクトは、そうした背景の中で熱海市の協力を得ながら食文化交流で地域の活性化にも結びつける企画です。





韓国ドラマ「天地人 ( 発酵家族 )

発酵家族は、単に良いドラマというだけでなく、心が幸せになるドラマです。
美しい景色に澄んだ空気のなか、運ばれてくる料理たちのなんと雄弁なこと。
毎回、出されるキムチ料理がストーリーのテーマを示し、記憶の断片を引き出す鍵になったり、” 融和 ” や ” 仲直り ” を示す諷示となっています。つまり、キムチが主人公なのです。


このプロジェクトの原点はjsoフロンティア・天地人の世界です。
堅く言えば日韓交流文化事業です。何故 ? 熱海なのか !!
単純に「温泉が好きで、東京から近いから。気軽に行けるから。でも、廻りのイメージでは魅力がない町と映っています。美味しいレストラんもない。昔の「団体旅行で宴会に行くところのイメージは払拭されていないようです。駅前のリニューアルも進んでいるが、ホテルや旅館の二極化は、歪めないところです。

観光名所の「梅園」も春秋のシーズンを除けば、閑散としています。森元首相と韓国・金大統領の会談地として寄贈された韓国庭園も寂しい限りである。
 一方、熱海市には「高級リゾートマンション」が建ち並び、芸能人の在住も多く、週末には首都圏から出向く「魅力的な街」だと言えます。熱海らしい「新しい発信」がほしい。・・・「そうだ、熱海へ行こう !」

1970年今の JR が日本国有鉄道(国鉄)と称した時代、個人旅行客の増大を目的にディスカバリー ジャパンキャンペーンが始まった。個人旅行の拡大や女性旅行者の増加などの社会情勢の変化とマッチし、キャンペーンとしては成功した言える。

キャンペーンの副題は「美しい日本と私」。近年では、「そうだ、京都へ行こう !」のキャンペーンがある。ディスカバリー (discovery)とは、覆いを取り除く、つまり「発見」です。私たちのjsoフロンティア会プロジェクトのテーマも、熱海新発見 !!・・・本格韓国チムチの食文化をとおして多くの人々と楽しみを分かち合うことである。

テーマは、福島の新発見 !!

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