韓国ボーカルグループ「ア・ラ・カルト」にとっての“ファンタスティック”とは?


[映画.com ニュース] 韓国のボーカルグループ「ア・ラ・カルト」(A・LA・CARTE)が出演した映画「熱海のやまぼうし」が3月8日、北海道・夕張市で開催中の「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2019」のスペシャルプログラム作品として上映され、キャストのオ・ソン、キム・ジョンウク、ユ・サンハが舞台挨拶に出席した。

熱海国際映画祭2018の「熱海・静岡ロケーション賞」を獲得した本作は、日本のヒット曲を織り交ぜて描くヒューマンラブストーリー。K-POPスターのユンホが、芸者となった韓国人女性レイに恋をし、日本の名曲を歌いながらたくましく成長していく様を紡ぎ出す。K-POPシンガーのプロデュースに携わり、韓国ドラマの脚本も手がけている実業家イザベラ・カロンがメガホンをとっている。

韓国の活動と並行して、昨年から日本の懐かしい名曲を歌い始めた「ア・ラ・カルト」。ユンホ役を演じたオは「名曲は時間が過ぎても“残っている”点が素晴らしいです。『ア・ラ・カルト』も、そのような“残る名曲”を歌えるように努力していきます」と宣言。劇中での演技について「感情表現に加えて、日本語の発音であれば『たちつてと』がなかなか言えなくて大変でした」と振り返っていた。

「映画への出演は初めてだったんですけど、スタッフの皆さんのおかげで楽しく過ごせました」(オ)と謝意を示しつつ、「熱海の撮影で一番印象に残った出来事は?」と問われると「熱海という場所は、初めて日本で活動を行ったところ。私たちの心のなかでは、故郷だと思っているんです。最初は風景や街並みに注目していたんですけど、やっぱり住んでいる方々が素敵。親切な方ばかりなんですよ」と告白。さらに、ゆうばり国際ファンタスティック映画祭の名前にちなみ「自分たちにとってのファンタスティックは?」と聞かれると「“個性があって新しい”ということだと考えています。だから“ゆうばり”はファンタスティック!」と“熱海愛”だけでなく“夕張愛”も明かしていた。

ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2019は、3月10日まで開催。

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